不動産投資の1年目

不動産投資




不動産投資を始めた多くの人々は、最初の一年から3年程度で挫折してしまうことが少なくありません。実際、不動産投資を始めた人の半数以上が最初の一年で辞めてしまうとも言われています。なぜ、多くの人が投資を諦めてしまうのでしょうか?

結果がすぐに出ない

理由の一つは、思ったような結果がすぐに出ないことです。不動産投資は他の投資に比べると長期投資、超長期投資です。 投資を始めたばかりの初心者は、どんな投資に対しても短期間で大きな利益を期待しがちですが、現実はそう甘くありません。特に不動産投資は短期投資には向いていません。ですので、このような理由で諦めてしまうのは非常にもったいないことです。

初期の苦労

さらに最初の1棟目でつまづいてしまう投資家も少なくありません。

最初の1棟目がやっと買えたのに、なかなか空室が埋まらない、修繕費ばかりかかって全然キャッシュが残らない、退去が続出して毎月キャッシュアウトになってしまった…

最初からこのような状況に陥ってしまって焦る気持ちはわかりますが、ここは冷静になって、石にかじりついてでも踏ん張るときです。

私にもこのような時期はありましたが、そんな時はこう考えました。「不動産投資を始めたいと勉強しているけど、一向に買うことができない人が9割。最初の1棟目を買った時点で自分はトップ10%入っているんだ!」

そう考えると何とか踏ん張れるものです。 最初の一年は、苦しくても投資の基礎をしっかりと身につけ、一生涯使えるスキルを自分のものにするための重要な期間です。

この一年間の努力が、将来の成功を大きく左右するのです。 考えてみてください。私たちは、小学校から大学までの16年間、学び続けてきました。その結果、職業に就き、収入を得るためのスキルを身につけてきました。それなのに、どうしてわずか一年間で不動産投資の勉強を諦めてしまうのでしょうか?

学ぶべきこと

退去が出たらその原因と対策を考えて次の募集に備える。

入居者募集のためにマーケティングを学ぶ。

入居者満足度を上げるために大家業のノウハウを学ぶ。

修繕が次々と発生するのなら、質を落とさずに安く修繕する方法を研究する。

建物について学ぶ。

土地について学ぶ。

法律や法令、規制について学ぶ。

不動産について学ぶべきことは多種多様であり、それらのひとつひとつが、収益に直結します。 一年間、いや6か月間でもみっちりと不動産投資の基本を学べば、どんな状況でも通用するスキルが身につきます。

日本の現状

現在の日本では、大企業に就職したとしても一生涯の安定が保証されているわけではありません。リストラや給与の減少といったリスクが常に存在します。退職後の年金生活も不安定で、将来に対する備えが求められています。

そうした背景から、不動産投資を始める人が増えています。しかし、せっかく最初の1棟が買えてトップ10%に入れたのに多くの人が辞めてしまうのは、非常に残念なことです。

投資を辞めた後は、再びリストラや生活の不安に直面し、何か儲かりそうな投資や副業を探し始めることになるでしょう。

どんなビジネスでも、成功するためには粘り強さが必要です。不動産投資も例外ではありません。不動産投資は賃貸経営というビジネスの側面も持つのです。他のビジネス同様、試行錯誤を繰り返しながら、目標を達成するために努力し続ける気概が求められます。

不動産投資には、学びの場やサポートが豊富にあります。例えば、不動産投資セミナーやコンサルティングを活用することで、専門的な知識を学ぶことができます。




ロバート・キヨサキの教え

ロバート・キヨサキ氏の名言には、不動産投資に通じる重要な教えがいくつもあります。

「資産とはポケットにお金を入れてくれるもの」

不動産は、適切に運用すれば資産となり、定期的に家賃収入という形でお金を生み出します。物件選びや管理方法を工夫することで、安定したキャッシュフローを確保し、ポケットにお金を入れてくれる資産を築くことができます。

「中流以下の人間はお金のために働く。金持ちは自分のためにお金を働かせる」

不動産投資は、お金に働いてもらう一つの手段です。最初は時間と労力を投じる必要がありますが、適切に運用すれば、資産収入を得ることが可能です。これにより、働く時間を減らし、自分の時間を自由に使うことができます。

「教育は、すべての成功の基礎だ。」

不動産投資も例外ではなく、成功するためには継続的な学びが必要です。不動産市場の動向や法規制、管理方法などを学び続けることで、投資のリスクを減らし、より高い収益を上げることができます。 セミナーや書籍、専門家のアドバイスを積極的に取り入れて、自身の知識を常にアップデートしていきましょう。

最後に

「不動産投資を始めれば1年で不労所得を得られるようになる。」と言われたら、それは明らかにウソです。そんな短期間で投資の基礎を身につけることはできません。しかし、半年から一年間をかけて不動産投資と大家業の基本とスキルを学び、3年から5年真剣に取り組めば、資産収入を生み出すキャッシュマシーンを得ることは十分に可能です。

3年や5年が長いと感じるかもしれませんが、私たちは16年間学び続けてきました。それで現在の収入が得られています。不動産投資なら、半年から一年を基礎学習に費やし、さらに学びを継続しながら真剣に取り組むことで年間キャッシュフロー1千万円以上、さらには億単位の収益も夢ではありません。実際に、それだけ稼いでいる投資家は世界中にたくさんいます。

結論

不動産投資で成功するためには、甘えを捨て、たとえキャッシュアウトの状態になってもそうなってしまった原因を探り、対策を講じて、場合によっては損切という選択肢も排除しないことです。

最悪、最初の1棟目が失敗したとしても、真剣に勉強と実践を継続すれば、リカバリーも可能です。 成功への道は険しいかもしれませんが、その先には大きな賃貸収入が待っています。不動産投資の一歩を踏み出し、自分の未来を切り開いていきましょう。




コメント

タイトルとURLをコピーしました